計装工事のコツ・テクニック(計装士第13号)
  執筆者:(株)三興
計装技術職業能力開発センター
元橋 和之
 はじめに
日本計装工業会の機関誌「計装工事」、計装士会の会報「計装士」の中身のほとんどがメーカー主導の新製品紹介などがあてられています。計装工業会も計装士会も元々は工事屋の集まりです。
 今回は、一切の参考文献を使わず、己の経験のみを元にして、計装工事のいろいろを紹介してみましょう。なんだ!こんなの知っているワイ、というお方は次に進んでください。
 工事の中身はほとんどが海外工事でした。対象は比較的大型の石油精製、石油化学、一般科学、ボイラー、高炉、転炉などです。

1, 本質安全用ケーブルも明青色でなく、黒色外装がおすすめ
2, 電気のメインケーブルが直埋なら、計装はabove groundで
3, ある国では制御盤、パネル類の搬入納期は、建築の工程に合わせなくともよい
4, 直埋ケーブルの計器室搬入位置は慎重に
5, スリーパー上の差圧式液体流量計は配管自体を上に持ち上げてもらう
6, ユーティリティのP&IDはLayout上、各地に散らばるので要事前チェック
7, JBの振り分け(アサイメント)はプロセスP&IDなら順番どうりで大体OK
8, パッケージもの(スキッド)に要注意
9, 分析計も最後まで尾を引く
10, 高炉の底部の発信器、JBには耐湿度施工
11, 高炉の近く、加熱炉の近くの計器類は、大きな鉄板で3方を囲う
12, 盗人にご注意
13, 交通事故で死ぬのは愚の骨頂
14, 凝縮性気体(ベーパー)の差圧式流量計の導圧配管は、極力短く
15, ねじの規格は統一のこと、ミリねじにしたらインチねじは買わない
16, 計器スタンションのリグは単なる飾り
17, 長距離直埋ケーブルの敷設は要注意
18, ずるい交渉方法