太平ジャッキシステムによる原子炉一括解体工法実績の紹介(計装士第14号)
  執筆者:太平電業(株)
工事本部・技術部
小泉 峰雄
 はじめに
 原子炉周辺コンクリートを一括して移送し解体する工法、つまり、原子炉一括解体工法は日本原子力研究所殿JRR3の解体に続いて今回の台湾核能研究所殿のTRR(Taiwan Research Reactor) 移送工事で2プラント目になります。JRR3以降このような原子炉の解体がありませんでしたので貴重な実績が得られたといえます。
 本プロジェクトは平成12年に台湾の升秦工程顧問股分有限公司(アトムテック社)殿と共同で受注し、当社は総合的なエンジニアリング、工法、移動装置の基本・詳細設計、太平ジャッキシステム、コンクリート切断装置などの供給およびS/V業務を分担しました。
 本工事は約2700dの原子炉一体化構造物(炉体)を建屋躯体から切り離し、SSSジャッキT300*16台で一括して吊り上げ、チルタンクを脚部に取り付けた吊りフレームで吊ったまま、PSCジャッキL600*4台にて約41mの距離を横引きし、保管庫まで移送して固定する工事です。

1, モックアップテスト
2, 本工事
3, 横引き
4, 最後に