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会報(会員限定)

会報55号

計装コミュニケーション

2024年8月発行

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活動案内

四国地区 勉強会 開催日:11月13日「光ファイバーと計装工事」

活動地区四国地区 勉強会
活動名   光ファイバーと計装工事
実施日令和6年11月13日(水) 14:00~16:30
集合場所サンポートホール高松 ホール棟 6階
(案内図参照)
参加費無料(集合場所までの交通費は各自負担)
参加人数20~30名
募集締切令和6年10月11日(金)
主 催計装士会
連絡先土居 一岳(詳細別紙)
メールdoikaz1102@yonkei.co.jp
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総会

第27回 計装士会通常総会のご報告

計装士会

代表幹事 大脇 剛

第27回計装士会通常総会を開催いたしましたのでご報告いたします。

日 時 令和6年4月26日(金)

場 所:霞ヶ関コモンゲート西館 霞山会館ビル37階
     東京都千代田区霞ケ関3-2-1
     03-3581-0401
総 会:17:15より「牡丹の間」

懇親会:18:00より「松雪+紅梅の間」

以下に記載した次第により議案が審議され全て承認されました。

1.開会の辞

2.代表幹事挨拶

3.議長選出

4.議事録署名人選出

5.議案

・令和5年度事業報告並びに収支決算の件

・令和5年度会計監査報告

・令和6年度事業計画並びに(案)の件

6.新幹事紹介の件

7.閉会の辞

          通常総会次第

代表幹事挨拶

ただ今ご紹介いただきました、代表幹事の大脇です。

本日はご多忙中にも関わらず、また明日からゴールデンウィークで大型連休に突入される人もおられる中、皆様にはご出席頂きまして厚くお礼申し上げます。

 昨年は3年間に亘り世界の生活環境を一変させてきた新型コロナも2類相当から5類に移行し、日常生活が戻ってきたことにより、観光客がコロナ以前より増加したニュースなど、社会経済が活発に動き出した年となりました。

当総会におきましても懇親会を昨年まで中止してきましたが、今年は開催の運びとなりました。皆さん、最後までお付き合いをお願いしたいと思います。

 さて、2023年度は日常生活が戻ってきたことから、計装士会においては幹事及び各地区委員のご助力により、全地区において諸行事を計画・立案し、それぞれに実施できたことに感謝しております。

後ほど議案の中でご紹介しますが、全地区で実施できたことは、2023年度の成果として皆様にご報告でき幸甚に思います。

また、オンラインによる勉強会等を実施できるよう環境づくり・ホームページの是正など、2022年度に引き続き今年度(2023年度)も更なる充実を実施計画に織り込み、環境整備の是正を行いました。ぜひ計装士会のホームページを一読いただきますようお願い致します。

ホームページに掲示しておりますが、勉強会や見学会においてたくさんの企業様の協力の下、「大変面白かった」、「役に立った」等のご意見も聞こえておりますので、2024年度におきましても「新たな知識や技術の習得」の諸行事を本年度以上に計画し、会員皆様の活発な交流及び技術向上に努めていきたいと思います。

国内におきましては少子化問題に起因し、どの産業分野におきましても人手不足が深刻になっております。

そういった中で計装業界を含め建設業界におきましては、計装士等の技術者の需要は増え、なお一層に活躍の場が広がっています。

「日本計装工業会」におきまして、今年2月に制度化されました「計装工事技能者」の登録技能者運用が、国土交通大臣からの基準認定を受け、2024年度より開始されます。計装士会としましても、こういった資格の取得推進施策と歩調を合わせ、計装士各員の地位向上を目指し活動してまいります。

最後に、2024年度におきましてはご提案の計画を推し進めることに注力し、一般社団法人日本計装工業会様及び賛助会員企業様との連携により、会活動の活性化・会員の技術向上に努めてまいりたいと思いますので、引き続きご支援、ご協力をお願い致します。

会員の皆様・賛助会員等関係者様、そして本日ご出席頂いた皆様のご健勝を祈念し、私の挨拶と致します。

代表幹事
          総会風景
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コラム

フライフィッシング

高砂熱学工業株式会社 吉川 弘信

1.はじめに

 私の趣味で、現在まで続いている1つにフライフィッシング  があります。30代前半から始め、もう20年以上経ちます。 フライフィッシング暦の一部をご紹介させていただきます。

 はじめるきっかけはテレビで見たフライフィッシングでした。渓流の綺麗な水で釣りをする。川の中に立ちこんで釣りをするのが気持ちよさそうで、いつかやってみたいという思いがありました。

 釣りそのものは小学生の頃から親しんでいました。生まれが埼玉県蓮田市というところで、元荒川、綾瀬川という2つの川流れており中流域であったため、コイ、フナなどを釣りしていた時期がありました。ミミズや練り餌などのエサで釣っていたのを覚えています。

2.フライフィッシング

 社会人になり、仕事の同僚でフライフィッシングをやっているN氏に頼み込んでフライフィッシングの手ほどきを受けました。フライ(毛ばり)は非常に軽いため、釣り糸(ライン)自体の重さと竿のしなりでポイントに運ぶ。そのためキャスティングを習得する事からはじまります。

 ラインを前後に振り、勢いと方向性を付け投げる「オーバーヘッドキャスト」、頭上後方までゆっくりロッドを立てた後前に振り、水面をラインが転がるようにして投げる「ロールキャスト」を習得しやっと渓流釣りデビューの準備が整いました。釣り道具はN氏から借用しました。N氏からいつまで続くか分からないから急いで購入する必要はないという配慮でした。

 N氏が最初に連れていってくれた場所は、東京都あきるの市トーマス・ブレークモア記念社団養沢毛鉤専用釣り場でした。

 管理釣り場というところで、自然渓流にイワナ、ヤマメ、ニジマスを放流しており、1日券を購入し釣りをする場所です。管理釣り場にもいろいろなスタイルがあり、自然渓流を岩で区切り魚を放流しているところや、池に魚を放流しているところもあります。養沢毛鉤専用釣り場は自然渓流を利用しているため清涼感、解放感に満ちており、自身が要望していた釣り場でした。ここでいっぱい釣れた事が20年以上続くきっかけとなりました。

※この後、フライフィッシングの道具を1式購入しました。

写真1 養沢毛鉤専用釣り場管理事務所
写真-2 入渓して釣りをする著者 2024/7月

3.フライタイイング

 フライフィッシングの楽しみは投げる、釣る以外に、フライを作る(タイイング)醍醐味があります。自分で作ったフライを魚がエサだと思って食らいつく。これがたまらなく面白いのです。

 材料は針と糸、いろいろな鳥の羽や、鹿の毛などです。バイスとよばれる器具で針を固定し、針に毛を巻き付けていきます。

 フライは模す虫により材料を変えます。皆さんがフライでイメージするのは羽虫で水面に浮かぶものだと思います。

 実はフライは水上を飛ぶ羽虫だけでなく、水生昆虫であったり小魚なども模して作ります。釣り方もフライを水面に落とす、水中を流す、魚や水生昆虫が泳いでいる様に水中を引っ張るなど多様な釣り方があります。

写真-3 フライ
写真-4 タイイング中
写真-5 タイイングの材料と道具

4.ロッドビルディング

 凝り性なので、フライロッドも自分の好みに合わせ作った事があります。作るといっても、パーツを購入して組み立てるイメージです。渓流釣りから湖の釣りまでカバーしようとすると1本のフライロッドでは足りなくなってきます。長さや固さを釣り場に合わせ用意する事になりますが、完成品を購入すると高額のため自分で作ってしまえば安価になるという思いからです。

  パーツ

  ・ブランク(竿の棒の部分、2本継ぎ~4本継ぎが多い)

   素材:カーボン、グラスファイバー、竹

  ・ガイド(フライラインが通過する金属のコイル)

  ・コルクグリップ(持つところ)

  ・リールシート(リールを竿に固定する部分)

  道 具

  ・ロッドモータ

  ガイドをブランクに糸で巻き止めた後、ウレタンでコーティングし乾燥させる際に使用します。

  ・スレッド(糸)

   好みの色を使います。

写真-6 ロッドビルディングのパーツと道具

6.最後に

 渓流釣りの爽快感を求めた事からフライフィッシングを始め ましたが、フライフィッシングでもの作りする奥深さも知る事もできました。

 最近は老眼のため、毛ばりの穴に糸を通すのが困難になってきていますが、できる限り続けていきたいと思っています。皆さんも日頃のストレス発散につながる趣味を持たれる事をお勧めします。

【執筆者紹介】

吉川 弘信(よしかわ ひろのぶ)

高砂熱学工業(株)東京本店

電気計装部 計装技術課 担当課長

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活動報告(中部・北陸)

ビル遠隔監視サービス 

活動名
ビル遠隔監視サービスの紹介
実施日令和5年(2023年)9月20日(水)13:00~15:00 
参加者5名
主 催計装士会
報告者
中部・北陸地区代表幹事  森本 将之 
        
  • はじめに

アズビル(株)のご協力で、アズビル(株)が運営されている「BOSS-24遠隔監視サービス」の紹介をしていただきました。

BOSSセンターは東日本(関東)と西日本(関西)に拠点があり、本来であれば拠点にお伺いをして見学をさせていただくべきところでしたが、コロナによる外出自粛は解除されたとは言え、いまだ感染者が報告されているため、安全を期しリモートで東京、大阪の両拠点を結び見学と質疑応答をさせていただきました。

  • 概要

「BOSS-24遠隔監視サービス」は、全国のお客様建物とBOSSセンターを通信回線で結び、24時間365日ビルの遠隔監視・制御サービスを提供し、ビル管理の省力化を実現することを目的としています。

「BOSS-24遠隔監視サービス」を契約しているビルあるいは工場の監視データをBOSSセンターにて常時監視し、異常があれば当該建物の管理者への連絡と初期対応を実施しています。さらに状況に応じて緊急出動拠点待機員(アズビル)が現場に急行する仕組みになっているとのことです。

これにより、ビル管理者の負担軽減と設備機器操作のサポートを得ることができることがメリットであるとのことでした。また、監視データを蓄積しているため、省エネ提案、設備点検、更新提案なども実施しているとのことでした。

余談ではありますが、「阪神・淡路大震災」「東日本大震災」時のBOSSセンターの対応状況についてもエピソードをお聞きすることができました。

  • おわりに

工事系の人間からすると、設備監視システムの構築から運用までワンストップサービスがエンドユーザーに提供できていることはアズビル様ならではと感じました。

さらにこのサービスを30年以上前から事業化されているとのことでしたので先見の明があることに改めて感心いたしました。

なお、アズビル(株)のHPに「BOSS-24遠隔監視サービス」の紹介動画がアップされています。興味のある会員様はぜひご覧ください。

[執筆者紹介」

森本 将之

(もりもと まさゆき)

株式会社トーエネック

営業部 技術提案グループ

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会報(会員限定)

会報54号

計装コミュニケーション

2024年3月発行

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活動報告(関東・甲信越)

「UTPケーブルの取扱い」 

活動名UTPケーブルの取扱い
講 師槇野  泰 講師
  株式会社ネットアルファ 常務取締役
小西 治彦 講師
  全国情報配線施工技能士会 理事
実施日令和5年(2023年)11月17日(金)13:30~16:00 
参加者15名
主 催計装士会
報告者
企画・研修委員 稲生 充  太平電業㈱
        

1.はじめに

 今回は、「UTPケーブルの取扱い」について槇野先生、小西先生に講義いただきました。コロナ渦の終息に伴い、約3年ぶりに面着による勉強会の実施となりました。以下に、内容につきましてご報告致します。

2.勉強会内容

1)テーマ「UTPケーブルの取扱い」

次の8項目に分けられ、勉強会が進められた。

  1. UTPケーブル概要
  2. UTPケーブルのカテゴリ
  3. UTPケーブルの保管・敷設に関する注意事項
  4. UTPケーブルの成端処理
  5. UTPケーブルの成端処理実技
  6. UTPケーブルの試験・測定
  7. UTPケーブルの試験・測定器具
  8. まとめ

2)概要

 ① UTPケーブル(平衡ケーブル)とは

  「ツイストペアケーブル」と呼ばれるケーブルの一種で、絶縁された二本の銅の線材を撚り合わせた物を何対か束ねて一本のケーブルにしている。よく使用されているのは2対4本の4線式と4対8本の8線式がある。また、1対2本というものもありこれは電話線に使用されている。

② UTPケーブルのノイズ対策

UTPケーブルは主に2種類の対策がされている。一つが導線の撚り合わせである。内部導線を2本ずつ撚り合わせることにより、外界から受ける環境ノイズの干渉を抑えることができる。そのため、施工の際はなるべくペア線の撚りを維持することが大切である。2つ目がシールドによる対策である。UTPケーブルのシールドは2種類あり、より線ごとにシールドを付けるものとより線全てをまとめてシールドを行うものがある。シールドの種類は平衡ケーブルの略語で確認することができる。

③ UTPケーブル及びF/UTPケーブルの成端処理実技

成端処理実技は講師の方が作業を行いその様子を見学した。今回行ったのはUTPケーブルとF/UTPケーブルのジャックとプラグの成端作業を見学した。先生に作業要領を一つ一つ説明いただいたので非常に分かり易く理解する事ができた。また、使用するコネクターによって圧着工具が変わること、施工上の注意点など多くの事を学べた。

3.さいごに

今回の勉強会ではUTPケーブルの基本知識から保管・施工上の注意点、成端処理の実技、試験・測定の方法を学びました。ケーブルをカットし現場同様に成端処理を見学する事で、より一層UTPケーブルに関わる一連の作業要領について理解を深めることができました。参加者皆様におかれましても、今後の業務への一助となる様な内容であったのであれば幸甚です。

最後に、ご多用中にもかかわらず、講師としてご説明・解説をいただきました槇野 泰 先生、小西 治彦 先生には厚く御礼を申し上げるとともに、ご参加くださった

皆様のご健勝とご活躍を祈念いたします。

以上

[執筆者紹介」

稲生 充(いのう みつる)

太平電業(株)

工事本部 火力管理部

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活動報告(関東・甲信越)

山梨県立リニアセンター見学会

活動名見学会
実施日令和5年(2023年)9月15日(金) 8:45~19:00
場所山梨県立リニア見学センター
参加者15名
主催計装士会
報告者企画・研修委員 稲生 充

1.はじめに

今回は山梨県立リニア見学センターにて、見学会を参加者15名にて開催しました。山梨県立リニア見学センターは日本で唯一、時速500kmで走行する超電導リニアを間近で見学でき、模型や各種の展示物にて仕組みや原理を学ぶことが出来る施設です。

コロナ渦の終息に伴い3年ぶりに遠方での見学会となりましたが、事故や遅延もなく全工程を完了し、無事に見学会を実施する事ができました。

2.見学会内容

 1)リニアモーターとは

  リニアモーターとは、回転式のモーターを直線状に引き延ばしたもののことをいう。モーターの内側の回転する部分が車両に搭載される超電磁磁石、外側の固定部分が地上に設置される推進コイルに相当し、推進コイルに地上側から電流を流して推進を与える地上一次のシステムとなっている。

2)推進の原理

車両の超電導磁石はN極、S極が交互に配置され、地上の推進コイルに電流を流すことにより発生する磁界との間で、N極とS極の引き合う力とN極どうし、S極どうしの反発する力により推進する。

3)浮上の原理

車両の超電導磁石が高速で通過すると地上の浮上・案内コイルに電流が流れ電磁石となり、車両を押し上げる力(反発力)と引き上げる力(吸引力)が発生し、浮上している。

4)リニア中央新幹線計画

 リニア中央新幹線は航空機並みのスピード(東京~大阪間 航空機80分、リニア67分)と、現在の新幹線並みの輸送能力(16両編成、1000人乗車)、をあわせもった画期的な輸送機関である。

 1時間あたりの最大列車本数は10本で、2027年東京都~名古屋市間開業予定、2045年東京都~大阪府間開業予定となっている。

4.おわりに

見学センターの隣では、実験走行中のリニアが10~15分おきに通過しており、その速度は500km。目で追うのがやっとの一瞬のスピードと、その迫力に驚かされました。以前の車両では、ガスタービン発電機を搭載して車内の電気(照明や空調)を供給していたものの、現在の車両においては誘電終電方式により電磁誘導の作用を利用して車内の電気品は非接触で電源供給できるように改良されており、リニア中央新幹線が実現した場合、一人を1km運ぶ時の二酸化炭素排出量は航空機の半分以下まで削減が見込まれるとの事でした。環境保全とスピードを両立する新時代の交通機関の知識を得ることができ、とても有意義なものだったと感じております。参加者皆様におかれましても、今後の業務への一助となる様な内容であったのであれば幸甚です。

最後に今回の見学会にご協力いただきました山梨県立リニア見学センター殿 関係者皆様に厚く御礼申し上げます。

【執筆者紹介】

稲生 充(いのう みつる)

太平電業(株)

工事本部 過料区管理部

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コラム

ハンドボール

旭国際テクネイオン株式会社

池田 拓人

ご安全に!!

 私は、2020年のコロナウイルス全盛期に社会人となりました。よく見た目から30代後半や10年選手と皆様から言われますが、入社4年目の26歳です。

今回の会報第54号コラムにて、私の趣味である「ハンドボール」についてお話したいと思います。

はじめに

 私とハンドボールの出会いは中学1年生時に3つ上の姉(卒業済み)がハンドボール部に所属していた為、当時の顧問がどこかから弟である私が入学した事を聞きつけ入部届を教室まで持ってきた事がきっかけとなりました。入学したての私からしたらいきなり体育教師が入部届を持参し現れたので「YES」か「はい」の選択肢しか頭に浮かんでこず、恐怖心から入部届に冷や汗をかきながら名前を書いた事を今でも鮮明に覚えております。今となってはある意味姉のおかげでハンドボールに出会う事ができ、中学~大学まで続けることができたので感謝?しています。

ハンドボールの基本的なルール

・ボールを持つ選手は3歩までかつ3秒以上ボールを保持してはいけない。

*空中でキャッチした場合、着地の足は0歩として換算

・選手の交代は自由(回数制限なし)                          

・1チーム7名(コートプレーヤー6名、ゴールキーパー1名)

 ※ユニフォームの色は対照的な異なる色を使う事

・試合時間:前半30分後半30分 ハーフタイム15分

 ※延長戦あり。

・1ゴール1得点

・縦20m横40mのコート

ハンドボールの歴史

  ハンドボールの発祥は19世紀終わりごろにデンマークのホルガ―・ニールセンが考案した7人制と1910年代にドイツでコンラッド・コッホが考案した11人制が発祥といわれております。

 当初はベルリンを中心に11人制が主流となっておりましたが、徐々に7人制に移行していったといわれております。日本で初めてハンドボールが紹介されたのは1922年(大正11年)7月に行われた、大谷武一氏による日本体育学会夏期講習の事でした。

 一時期、第二次世界大戦の影響により終戦後の「ハンドボール」と呼称が復活するまで「送球」と名前を変えた時代もあったそうです。

 又、2008年の北京オリンピックアジア予選にて、「中東の笛」という言葉が日本に広く知られた競技でもあります。

※「中東の笛」とは・・・

 主に国際規模のスポーツイベントにおいて試合日程、判定等がアラブ諸国に有利になる事象である。

最後に

 日本でハンドボールはまだまだマイナー競技ですが、試合展開が早く、空中の格闘技と言われる程接触の激しい競技です。見る方としては、迫力がありとても楽しめる競技となっております。又、日本としてはおよそ36年ぶりとなるオリンピック出場権を自力獲得致しました!この機会に是非、皆様もご覧になられてはいかがでしょうか?

 私はもちろん配信での観戦予定です。(本当は現地に行きたいですが、、、)

 私はハンドボールに携わってきた者として、これからも応援していきたいと思います。又、ハンドボールを知らない方へも知ってほしいと思い、今回この場をお借りして紹介させて頂きました。

 パリでハンドボール日本代表が活躍する姿を楽しみに日々過ごしていきます。

頑張れ!!日本代表!!

【執筆者紹介】

池田 拓人

旭国際テクノイオン(株)

開発事業本部

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活動報告(九州・沖縄)

九州・沖縄地区 見学会

九州・沖縄地区担当幹事

今吉 俊博

活動名ひびき灘石炭・バイオマス発電所見学会
実施日令和6年(2024年)3月1日(金) 12:30~16:00
場所北九州市若松区ひびき灘石炭・バイオマス発電所
参加者15名
主催計装士会
報告者九州・沖縄地区担当幹事 今吉 俊博

1.はじめに

  九州・沖縄地区の施設見学会は、新型コロナウィルス パンデミックの影響により約4年活動を休止してました。特にパンデミック初期の2019年度は、最新のバイオマス発電所を見学しようと意気込み、ひびき灘石炭・バイオマス発電所に見学を申し込んでいましたが、見学会の直前に新型コロナウィルスの第1波感染拡大が起ったことで見学会を中止することになり、非常に残念な思いをしました。

  今年度は、新型コロナウィルスの感染法上位置づけが5類に意向したことで、施設見学を再開するとともに、中止となったひびき灘石炭・バイオマス発電所への見学会も実現することができ、大変うれしく思います。

2.見学内容

 (1)ひびき灘石炭・バイオマス発電所の概要

写真ー1 ひびき灘石炭・バイオマス発電所 全景(運営会社パンフレットより)

運 営 会 社 :響灘エネルギーパーク合同会社

設      立:2014年7月(運営会社)

所   在  地:福岡県北九州市若松区響町2-7-2

発 電 出 力 :112,000kW(発電機端)

燃      料:石炭 約70%、木質バイオマス燃料 約30%

         ※熱量ベース。運転状況により割合は変えている。

炉  形  式 :微粉炭ボイラ

送 電 端 電 圧 :66kV

(2)発電所の特徴

①木質バイオマス燃料を使用

 安定した燃料である石炭をベースとし、環境への配慮として木質バイオマス燃料(木質ペレット、木質チップ)を混焼しています。石炭は世界各地に埋蔵されているため、安定供給はもとより化石燃料の中でも経済的に優れています。

 一方、二酸化炭素排出量が多いため、この発電所では環境負荷軽減のため燃料の一部に木質バイオマスを使用しています。このバイオマス燃料を使用することにより石炭のみで発電する発電所と比較して、約30%の二酸化炭素排出を抑えられます。

②高効率発電

  石炭と木質バイオマスの燃焼で発生した熱エネルギーを蒸気として回収し、タービン発電機を回して発電を行っています。その熱効率は標準燃料混合比で約42%に達します。また運転の最適化の結果、現在ではある程度バイオマス燃料の割合を上げても同等の熱効率を維持できるとのことでした。

  発電出力の112,000kWは一般家庭 約20万世帯分に相当するとのことです。

③環境に配慮した発電所

  燃焼ガス中に含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物などの有害物質は、最新の排ガス処理装置により除去した後、大気中に放出しています。また、冷却塔では白煙防止装置を設置し、周辺環境への配慮に努めています。

  また、電気集じん装置で補修されるフライアッシュの一部は、セメントの原料として有効利用しています。また、排煙脱硫装置で生成される石膏は石膏ボードの原料として利用されています。

(3)見学内容

 ①概要説明

   プロジェクターを用いて、施設概要、発電フローなどに関して説明頂きました。専門家でなくとも分かり易い言葉を用いて丁寧にご説明頂き、非常に理解し易く大変参考になりました。

写真ー2 会議室にて概要説明状況

 ②施設見学

   煙突よりもくもくと白い排気が立ち上るなど、通常稼働状態の発電所を見学させて頂きました。ボイラ架構、タービン建屋、燃料バンカ、電気集じん機、排水処理設備など稼働中の設備を一通り見学することができました。特にボイラにおいて、微粉炭を噴射・燃焼させるバーナー部分の燃焼状態をボイラの小窓より直接覗けた事が印象深かったです。

写真ー3 ボイラー架構 屋上にて

 ③質疑応答

  参加者の方々より様々な内容の質疑をさせて頂きました。皆様積極的に質疑され、皆様のバイオマス発電所への関心が伺えました。

回答もご丁寧に説明頂き、大変よく理解できました。

3.おわりに

  今回の施設見学会では、4年前に中止となったバイオマス発電所への見学を行いました。近年話題のバイオマス発電所にという事で、早々に予定人数に達するなど大変好評な見学会となりました。

  今後も、益々発展していく環境関連施設、その他に社会的話題に上っている施設など、皆様が関心をお持ちの施設へ見学会を実施していき、少しでも知見が広がればと思っています。

  最後に、今回の見学会にご協力いただいた響灘エネルギーパーク合同会社の方々、計装士会をはじめ関係者の方々に感謝し御礼申し上げます。

写真ー4 運営会社玄関前にて

【執筆者紹介】

今吉 俊博(いまよし としひろ)

株式会社 九電工

技術本部 電気技術部 

電気技術二課 電気プラント 

担当課長