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活動報告(中部・北陸)

「振動と計測(計装)機器」

活動名「振動と計測(計装)機器」

講師
三興コントロール株式会社
  計測制御サービス事業部 校正技術部
  部長 田村 純 様
実施日平成30年(2018年)7月30日(月)13:30~17:00
場所ウインクあいち
名古屋市中村区名駅4-4-38   
参加者22名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者中部・北陸地区幹事 柏原 達司
講演内容

  1.振動とは
  2.振動センサ
  3.振動の計測と校正
  4.可搬型低周波振動計校正装置
  5.3.11と加振試験

アンケート結果

 多くの受講者が、勉強会について「面白かった」、また内容の理解度については「理解出来た」との回答をしています。また公演時間については、「ちょうど良い」、勉強会については「また参加したい」との回答が殆どでした。
  今回の勉強会で興味のあったことにつきましては、あまり関わりの多くない「振動」について、意識喚起になったとの意見がありました。特に加振試験について、PPTではなく動画にて解説していただいた部分についての感想が多く有りました。

田村 講師
勉強会の様子
所 感

 今回は、「計測」の中でも比較的に馴染みの薄い「振動」という分野でありましたが、「振動」と「音」、特に「騒音」との身近な関わりから解説に入り、参加者は皆熱心に聴講していました。
 皆を飽きさせない田村講師の解説によるところも大きいと思われます。馴染みの薄い計器とはいえ振動センサの種類の多さには驚かされました。また構造、及び原理について解説していただき知識の補足に繋がったと思います。
  トレーサビリティをいかに担保するのか、また振動加速度、及び計器の校正について、更に3.11の地震を考慮した計装機器の加振試験については、計装計器にそこまでの性能が要求されるのかと、認識を新たにしたところです。大変に貴重な講義でありました。
  補足的に解説していただきました「単位」につきまして、100年以上にわたり使われてきた「国際キログラム原器」による「キログラム」の定義をはじめ、「アンペア」、「ケルビン」、そして「モル」について物理定数を用いて再定義される国際単位系(SI)の改定についても、身近な内容であり反応が大きかったように思われます。
 最後になりましたが、お忙しい中、講義をして頂きました田村純様には、今後の更なるご活躍を祈念し、改めまして御礼を申し上げます。有難う御座いました。 

以 上